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  • 執筆者の写真巨羽弘志

ヒーローなんて、いない。




ヒーローなんていないんだ。


アニメやコミック、映画の中のような

誰かが大変な目にあっている時に助けてくれる、

悪い奴がいたら、倒して懲らしめてくれるヒーロー。


いつになったら、会える?

どこに行ったら、会える?


子供たちは夢を押し付けられて、

大丈夫だよ、と、

架空の話で誤魔化されているんだ。




ある親娘の会話。


TVでは、ロシアの侵攻とプーチンの演説が流れている。

それを見て娘が言う。


「ねぇママ、この人、悪い人なんでしょ?」

「そうだね」


「この人がいっぱい人を殺してるんでしょ?」

「そうだね」


「じゃあ、なんでやっつけないの?」

「色々難しいんだよね」


「私たちも殺されちゃう?」

「大丈夫よ、多分ね」


「こんなにいっぱいの人殺しちゃうって、悪魔なの?」

「そうかもしれないわね」


「この人を、殺しちゃえばいいんじゃないの?」

「そうかもね、でもね、人は殺しちゃいけないのよ」


「でもこの人は毎日いっぱい人殺してるんでしょ?この人は人を殺してもいいの?」

「絶対にダメよ!」


「でもこの人を止めないと、いつかみんな殺されちゃうでしょ?」

「そうかもね」


「ヒーローとかがやっつけないの?」

「まだ来てくれないね」


「TVだとすぐ来るじゃん、なんですぐ来ないの?」

「他が忙しいのかもよ」


「早く来ないと、この人にみんな殺されちゃうよ!」

「大丈夫、そんなことないわよ」


「でもこの人やっつけるまで、毎日いっぱい人が死んじゃうんでしょ?」

「そうだね・・・」


「じゃぁ、いつかはみんなも殺されちゃうんじゃないの?」

「そんなこと・・・、ないわよ。。。」


「なんで誰もやっつけないの?」

「みんな怖いのよ・・・」


「大統領は?大人は偉いんじゃないの?強いんじゃないの?」

「・・・」


「こういう時に、ヒーローが助けてくれるんじゃないの?」

「そうよね。」


「ヒーローなんていないんだ・・・。嘘なんだ。」

「・・・」

 


「みんな、嘘だったんだ。」

「・・・・・」





 

 

今すぐ、アイツを止めなければいけないのに。

みんながわかっていることなのに。


なんて世の中なんだ。


ヒーローなんていないんだ。


TVや映画では、

何か大変なことが起こると、

いつでもヒーローが助けてくれる。


でもそれは、ただの願望なんだ。

誰もできないから、嘘を作り上げて満足してるんだ。


そうだったらいいのにね。

の、「たられば」だったんだ。


フェイクなんだ。


でもね、

実際の社会では


政治が決断しなければ、

毎日、多くの命が奪われている。


ヒーローなんていない。


大量殺人を繰り返すアイツを殺すと罪になるのか?

ヒーローになれるんじゃないのか?

違うのか?


1人の狂人を殺すと罪になり、

大量殺人を繰り返すアイツは罪に問われないのか?


「それは罪だ!」って言いながら、

偉そうな会合開いて遠回しに批判するだけで、

何もせずに時間が流れていく。


馬鹿げた世の中だ。


本当は単純なのに。


アイツが死ねば、今すぐ終わる。

アイツがいなくなれば、多くの命が救われる。


多くの命を犠牲にしてまで、悪魔の命を護るのか?

こんなことがいつまで続くんだ・・・。


やっぱり、

ヒーローなんていないんだ。。。





だから、

一日一日、

絶対に後悔のないように生きる。


人任せの人生に巻き込まれないように

巻き込まれても、すぐに抜け出せるように。


巻き込まれてしまったら、

その状況からどうやったら抜け出せるのかを

全身全霊で考えて、すぐに動く。


誰かの何かを期待しなくていい人生。

これを自分の意志で創る。


そうすれば、

ヒーローなんていらない。


自分が自分のヒーローになれる、

かもしれない。。。



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